北海道大学の教授 澤口俊之さんの記事を引用しました。
確かにモティベーションって、この2つのワード大事だと思います。
「報酬」と「目標設定」
「ちょっと、やらないのはいけないのは分かっているんだけど「やる気」が出ない」
こんな方多いと思います。
努力を褒められるとやる気の回路が育つ
人間はどんなときに「やる気」を出すのか。それは「報酬への期待を感じたとき」に尽きる、と言えます。
「報酬」の中身は、人によってさまざま。お金や地位、評価、充実感など、個々の価値観によって内容は変わってきます。しかし「頑張ればこれが得られる」と意識すればやる気が上がる、という点は共通です。
報酬を意識したとき、脳内では「ドーパミン」が分泌されます。この物質はやる気だけでなく、思考力や決断力もアップさせます。モチベーションも能力も最大限に発揮されるので、パフォーマンスを上げるには最適な状態となるわけです。
しかしドーパミンの分泌量は、5歳を境に少しずつ低下します。無邪気で好奇心いっぱいの幼年時代がピークで、その後は下がる一方です。
一般的に、若い頃から成功体験を得ていると、ドーパミンの分泌量は高まります。中でも、頑張ったことで「褒められる」という報酬が何より貴重な体験となるでしょう。これは、部下育成など、人を育てるときにも応用できる考え方です。
褒めるときに重要なのは、「頑張った」というプロセスを褒めることです。多くの親や上司が間違いがちなポイントですが、「頭がいいね」「君はデキるね」と能力だけを褒めても、効果はあまりないでしょう。努力や熱意を褒めることで、やる気の回路が育つのです。
努力を褒められて育った人は、たとえ失敗しても「次はもっと頑張ろう」「方法を変えてみよう」と考え、チャレンジを繰り返すことができます。
つまり、どんな状況でもモチベーションを維持できる人を育てるには、能力ではなく努力に価値を置くことが重要なのです。
一方、「叱られる」経験も時には必要です。叱られない状態が続くとそれ自体が報酬になってしまい、現状が悪くても変えようとしなくなるからです。
叱られたときには、「ノルアドレナリン」という物質が出ます。これは「戦うか、逃げるか」という状況で分泌されますが、叱られることに強いタイプなら戦うほうへと傾き、「悔しいから頑張ろう」と、やる気を発揮するでしょう。
逆に、そのタイプに当てはまらない人は逃げる方向へ走り、やる気を失いがち。部下を育てる立場の人は、注意が必要です。
両者を見分ける際は、一度叱ってみて反応を見るのがベスト。「もう一度チャンスをください」と食い下がってくる場合は叱られて伸びるタイプ。落ち込んでその後のパフォーマンスが落ちるようなら、叱りすぎは禁物です。
夢を持つか否かで年収が変わる!?
やる気を出し、維持する力にはこのように個人差がありますが、日頃の行動や習慣を通して「やる気の出る脳」を育てることは可能です。
最も簡単な方法は、有酸素運動をすることです。最近の実験では、有酸素運動が「脳由来神経栄養因子(BDNF)」という、神経細胞の成長を担うタンパク質を増やすことが判明しています。
感情コントロール力がつくだけでなく、記憶を司る「海馬」が大きくなるなど、記憶力や学習力の向上が図れる、というデータもあります。
ただし、あくまで「適度に」行なうことが大切。それには毎日10分~20分の早歩きがお勧めです。毎日の通勤で歩く速度を早めてみるだけで、十分に効果が出るでしょう。
自分で「報酬」を設定することも有効です。たとえば、「一日頑張ったら帰りに1杯飲もう」「この1週間を乗り切ったら週末は旅行だ」と、楽しいことを用意するのです。
これらの報酬を、1日や1週間といった短いスパンから、3カ月や半年、1年後といった長いスパンのものまで、バリエーションを持たせて設定すると、それだけやる気が続きます。
中でも大切なのは、スパンの長いもの──「目標」をしっかり定めることです。
明確な目標を持つと、人はそれだけ頑張れるもの。ただし、高すぎる目標を設定して「叶わない」と感じてしまうと、モチベーションは落ちてしまうので注意しましょう。
歳をとってくると「ドーパミン」減ってくるそうです。(笑)
後、小野も仕事柄、教育の事を勉強するのですが、「人を育てたいならプロセス褒めろ」って多くの専門家が言っています。
なので「何にでも良いので頑張っている人」は素直に「尊敬」するんです。
「尊敬」していると「プロセス」が良く見えるんです。
その「プロセス」を修正してあげると「成果」出たりするんです。
「報酬」と「目標設定」
凄く大事なワードだと思います。
じっくり時間を使って「目標設定」する。何個あっても良いと思う。
出来たら何も考えずに「はじめの一歩」を刻む。
この2つが出来れば必ず何か起きてきます。
少なくても「楽しく」はなってきますよ。

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